「てっせんの花を水墨画で描いてみる」

手作り

「鉄線花,てっせん」春の花を日本画水墨画で描く方法

・鉄線花(てっせんか)は、春の花です

・ツル性(せい)の植物(しょくぶつ)で、5月に紫色(むらさきいろ)のキレイな花を咲(さ)かせます

・鉄線花は、英語(えいご)で「クレマチス」と言(い)います

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・①花→②茎と枝→③葉→④花粉、の順(じゅん)に描きます

①花

・花(はな)は、中(ちゅう)サイズの丸筆(まるふで)で、花びらの紫色を小皿(こざら)に混(ま)ぜて作(つく)ります

・鉄線のタテ長(なが)の花びら1枚は、左半分(ひだりはんぶん)→右半分(みぎはんぶん)で描(か)いていきます

・花びら8枚は、左上(ひだりうえ)から右方向(みぎほうこう)へ、時計回(とけいまわ)りに進(すす)めていくと、描(か)きやすいと思います

・花の真ん中(まんなか)は、空白(くうはく)にしておきます

②茎と枝

・茎(くき)と枝(えだ)は、中サイズの丸筆で、中くらいの濃(こ)さの墨(すみ)で描きます

・茎と枝は、ツル状(じょう)の形(かたち)を出(だ)すため、曲線(きょくせん)のカーブで表現(ひょうげん)します

③葉

・葉(は)は、茎と同じ筆で描きます

・葉の一枚(いちまい)は、左半分→右半分で、描いていきます

・葉のヨコ向(む)き、タテ向き、斜(なな)め向きなど、色々な形で表現します

④花粉

・花粉(かふん)は、花びらが半乾(はんがわ)きになったら、花の真ん中に黄色(きいろ)と黄緑色(きみどりいろ)で描き入(い)れます

・黄色系(きいろけい)の花粉が乾(かわ)いたら、白色(しろいろ)で細筆(ほそふで)で、点(てん)タッチで模様(もよう)を描いていきます

・色作(いろづく)りの絵の具(えのぐ)は、「顔彩,がんさい」を使(つか)います

・今回(こんかい)は、「鉄線の花びら」と「花粉」を、描く時に使用(しよう)しました

・顔彩は、吉祥(きっしょう)さんの24色を、使っています

・鉄線の花の色は紫色(むらさきいろ)ですが、たくさんの色を少しずつ筆に付けて、色作りをしています

・花びらは、「群青ぐんじょう」「本藍ほんあい」「浅葱あさぎ」「紫むらさき」「臙脂えんじ」「紅梅こうばい」「辰砂しんしゃ」「胡粉ごふん(白色)」を、混ぜて描きます

・花粉は、「黄土おうど」「鮮光黄せんこうき」「金黄土きんおうど」を混ぜて点タッチ描き、いったん乾かします

・さらに花粉に「鶯茶緑うぐいすちゃろく」「若葉わかば」を混ぜて、細い点タッチで上に色を乗(の)せていきます

・また乾いたら、「胡粉白色」で、細筆で点タッチします

・画仙紙(がせんし)を、使用しています

・画仙紙はメーカーにもよりますが、にじみが適度(てきど)にあり、色が忠実(ちゅじつ)に出(で)てくれます

・色々な色の絵の具を、取(と)り合(あ)わせて筆に付けますが、画仙紙は筆に付いた順に、そのまま紙(かみ)に映(うつ)し出(だ)してくれます

・なので、日本画(にほんが)や水墨画(すいぼくが)を描く場合(ばあい)は、画仙紙をオススメします

・紙によって、ご自身(じしん)が思(おも)った色より、多彩(たさい)に表現してくれるので、結果(けっか)がおもしろくなります

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